moshi3tenのブログ

12月の最後の模試で3点だったけど、諦めずに中受した家族の備忘録

助け舟

smailemama

保護者の待機場所は、

3階の食堂だった。


そこには、小さなコンビニと共に、

食堂と銘打った自習室がある。


かつて、食堂として機能していたその場所は、

コロナを経て、

売店と仕出し弁当の注文窓口が充てがわれ、

今はその半分のスペースが自習席として機能している。


最初は、

中学校でも給食の提供があると聞いて興味を持ち、

後々、バラエティーに飛んだ部活動や、

修学旅行先のエモい感じに惹かれて、

子どもに勧めた。

そして、子どもの学力であれば、

特待生も不可能でないことが決め手だった。


家からも遠くない。

高校生になれば、自転車通学も出来る。


新5年生の時、適1で結果が振るわず、

どうしようもない時、

自宅近くの個別塾へ転塾し、

国算を中心にここに標準を合わせた

ゆるい中学受験にしてもいいんじゃないか…

と、思うこともあった。


まさに身の丈というやつだ。



でも、それには父も子も反対だった。

元より中学受験に否定的だった父親は、

適性検査型のロジカルシンキングが

身につく前に方向転換するのは、

違うと揶揄し、

子どもに至っては、耳すら貸さなかった。


結局、

タラレバで話しただけで、

それ以降転塾話をすることはなかった。

でも、

子どもと同時期に入塾した同級生が、

新小6までに、1人また1人と退塾する中、

この選択が最善なのか、ずっと考えていた。


でも、

今はそんなことを考えても意味はない。


揺れるな。

自らに言い聞かせながら、

間仕切りがされた自習席に荷を降ろした。

それと同時に、


こんにちは。

宜しければ、

お飲み物と軽い軽食をご用意しています。

コーヒーと緑茶、どちらがよろしいですか?


と聞かれた。


まさか、

飲み物まで振る舞ってもらえるとは思っていなかった。


では、コーヒーを…。


女性は、デスクの上にホットコーヒーを置いて、

次に来た保護者へ声を掛けに行った。


暖かい部屋に、

ホットコーヒー。


香ばしい香りが広がる。


事前には、

常時外出可能と言われていたが、

周辺は住宅地だ。


今回は、午前の件もあり、

ここで待たせてもらうことにした。