私立第一志望正門に8時前に到着。
すごい熱気だ。
校門前から、
先生達が声をからしている。
4科の方は渡り廊下の方にー、
適性検査型でご受験される児童は、
このまま、直進し新校舎へお進みくださいー。
ゆっくり歩きながらで大丈夫ですので、
受験票をカバンから出してください!
子どもがリュックから、
今日から4回分のエントリーが記載された受験票を
取り出した。
その内3回は4科型だ。
でも実際は、
1日午前しか受けない。
本当に、大人しく単願受験をすれば良かったと、
後悔ばかりが募る。
新校舎は、中等部の校舎。
子どもの受験番号は、
3階の教室だった。
1階のピロティーより階上は、
受験生しか上がれない。
携帯電話及び通信機器は、
受験教室には、持ち込みできません。
親御さんにお預けになられてから、
受験生1人で階段で上に進んでください。
子どもからキッズケータイを預かる。
最後に言う言葉は、
enaの校長から言われた諸注意の焼き直しだ。
とりあえず、試験教室に着いたら、
掲示物や廊下の張り紙とかを見つつ、
おトイレ行きなさいね。
おぅ。
トイレの個室入れそうなら、
糖分確保忘れないでね。
もし、知り合いが居ても、
今日は会釈程度に済ますこと。
オッケー?
うん。
じゃあ、行くね。
はいっ。
最後まで諦めないで。
こくっ(頭を下げる)
前を向いて歩く子ども。
受付に受験票を出し、
そのまま左手にある階段を1段1段登り、
私から離れていく。
そして、
踊り場を曲がった瞬間、
子供の姿は見えなくなった。
不意に、
8時15分を知らせるチャイムが鳴った。
その後もピロティーには、
大勢の親子や家族で溢れた。
笑顔で見送る家族。
抱きしめ合う母娘。
手を握る父子。
涙を流す母親。
(あぁ、リアルに奏だ。)
君の手を引くその役目が
ボクの使命だなんて
そう思ってた
だけど今わかったんだ
ボクらならもう
重ねた日々がほら、
導いてくれる
君が大人になってくその時間が
降り積もる間に僕も変わってく
たとえばそこにこんな歌があれば
ふたりはいつもどんな時もつながっていける
子どものキッズケータイを額に当てた。

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